急性期看護実習で本当に役立つ本
実習期間って寝れないですよね。
とくに急性期は看護診断がたくさん挙がるため、SOAPもその分記載が増えて、記録時間が長くなります。
そんな急性期の実習で役立った本を紹介します。
この本があれば、事前学習作成や日々の記録を根拠を持ってアセスメントすることや、要点をまとめて効率よく記録することが可能になると思います。
1.プチナース
少し前のプチナースになりますが、こちらは術後の患者さんの状態が絵付きで載っているためにイメージがつきやすいと思います。
術後ベットの作り方、弾性ストッキングの履かせ方などの実技から、全身麻酔オペ後の合併症がまとまっています。
別冊はドレーンの性状などがカラーで載っていますので、さっと取り出してO情報や指導者さんへの報告がしやすいと思います。
事前学習で随分と活躍しました。
2.看護の現場ですぐに役立つ術前・術後ケアの基本
この本は、合併症リスク期間の一覧が載っているので、看護診断解決時期を根拠を持って検討するのに役立つと思います。
またプチナースよりも合併症が詳しく、優しい言葉で載っているので、理解しやすいです。
呼吸機能・循環機能・栄養や代謝のアセスメントに必要な血液データ、指標、計算式が載っていますので、看護計画のDP/TPを書くのに重宝します。
3.周術期の臨床判断を磨く
これはアセスメントを膨らます用に使用していました。
「プチナース」と「看護の現場ですぐに役立つ術前・術後ケアの基本」は、わかりやすくまとまっていますが、内容が浅い部分があります。
そこを穴埋めするのが、この本でした。どういう機序で易感染症状態になるのか、他にどのようなリスクが考えられるのかをさらに深い視点で教えてくれるので、上級生の急性期実習でもう少しアセスメント力を磨きたい時におすすめです。
おまけ:購入したけど思ったより使わなかった本
看護過程シリーズ
たくさんの疾患のケアプランがまとめられている有名な参考書です。
どこかで紹介されていたり、学校の図書館にあって知っている人がほとんどだと思います。
上手く使いこなせれば、とっても役に立つとは思いますが、分厚くて持ち運びも難しいし、ケアプランも個別性を足して看護計画に応用していくことが難しく感じました。
上手く使いこなせず、結局は棚にしまったままになっていた2冊です…。